【完】好きだという言葉の果てに
第4章「凍えそうな時間」   side:采明


秋に入ったというのに、梅雨がぶり返したかのようなジメジメとした日が続き、気圧の変動が激しいせいか、胸の辺りがずっとモヤモヤしていて、ちっともスッキリしない。


なんとなく、体の調子も芳しくなく、周りの子達にも心配さえたりするけれど…。


心当たりがあり過ぎる私は、その理由を切り出す事が出来なかった。


雨は冷たく、まだ九月半ばだというのに、とても寒い。
指先が温度を失くしていく。


気をしっかり持たなければ、その寒さにやられて倒れてしまいそうだった。


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