私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



私なんでここまで言われてルイ君を好きなの?



私ってもしかして、、、




『あんたってさ、ドMだな』



ですかねぇ、、。



今そう私自身が痛感したところですよ。



でも



『ドMじゃないと思う、、ただちょっとMかな、、とは、、』



『どうでもいい。』



グサッ、、、


あれ、今胸に何か刺さったかな?

どこからか私を狙ってるスナイパーが?



『てかもういい?興味のない質問されて時間の無駄』



『えっ!あ、ごめんね。あ、最後に!』



まだあんの?

そう言いたげな不機嫌そうな顔で私を見る。


その目がまた冷たく鋭い。


なんか、慣れてきたな、、この接され方も。



『ルイ君好きです!友達からお願いします!』




この前の時と同じ
まずはそう友達から。


とにかくこれをオッケーしてもらわないと
始まらないもんね。



『却下』


吐き捨てるようにそう言い捨てると
ルイ君は颯爽に家の中へと入ってしまった。




失敗かぁ、、。



ルイ君、君は難しい。



どこかにルイ君攻略本なんてものが

売ってないのかな?


あ、でも売ってたら他のファンが買い占めるか、、。




あぁルイ君。


ルイ君のことを少しは知れたけど
ほんのひと握り。



友達になれるのはまだまだ先なようです。













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