私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる




『そんなこと気にしない!私が腹立ったんだもん。それにほら、少しの息抜きだと思えば!』


『でも、、』


『大丈夫、先生だって建前上示しがつかないからってそう言ってくれてるしきっと、わかってくれてる』


明るく振る舞うみさりんに
私はどうしようもなく苦しくなった。




『そんなに気にするんだったらあいつらになんて負けないでよ?』


『みさりん、、』


うぅー、、、


駄目だぁ、、涙が出そう。


『ちょっと?泣かないでよー』


『だってぇ、、みさりん、、好きぃーー、、』



私の為に行動してくれて
私の為に怒ってくれて
私のせいで大好きな部活行けないのに
私の事を応援してくれる。



そんなみさりんが大好き。



『葵ー、、』


『よし!私頑張るね!あの子達に負けない』


そうガッツポーズを決めて
みさりんに誓う。


『どんなことされても私、、ルイ君の事好きだもん』


みさりんは優しく笑ってくれて
よく言った!と褒めてくれた。


でもどうしてもみさりんにお詫びがしたくて
この日はみさりんの大好物のケーキを買った。

それを見て喜ぶみさりん。




少しは、、ほんの少しは、、


部活の事忘れれたかな?


ごめんね、みさりん。




私、、頑張るよ。






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