幼なじみ
いつの間にか目を覚ました萌が俺から離れて言う。

「ごめんね。彼女待ってるんでしょ?あたし大丈夫だから行って!!今ならまだ飛行機間に合うし。」

「別に彼女じゃねぇし。」
「でも…。」

「お前も一緒に連れて帰って来いって親父たちに言われてっから1人で帰るわけにはいかねぇんだよ。」


萌はしばらく黙ったままうつむいて
「わかった…。お世話になります。」
と、肩を震わせながら言った。
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