ドSなご主人様
あきは公園にいた


荷物を抱えるようにベンチに座っていた


変わってない…いや、むしろ美人になった


素直にそう思った


近づくとますます整った顔に目を見張った


茶色い髪の毛はふわふわと風にゆれ、ぱっちり見開かれた大きな瞳に影を落とすほど長いまつげ


目が合った瞬間心臓が跳ねた


やべ…


何事も無かったように声をかける


自分の名前を呼ばれて驚くあきがすごく可愛くみえた


なにこいつ…可愛いんだけど


あの頃から変わらずある気持ち


俺好きだわ
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