彼女はただの隣人(仮)

この感情の名前は

「いや、恋でしょ」


「うん、恋だわ」



俺は大学の友人、
高梨七美(ﾀｶﾅｼﾅﾅﾐ)と真島洋平(ﾏｼﾞﾏﾖｳﾍｲ)に

ここ2日の出来事を話した



今は大学の講義中



流れるスクリーンに沿って説明していく講師の山本の話などそっちのけで俺の話に盛り上がっている




「いや、恋ではないだろ」


「恋だって！だってそもそもお前が女とそこまで親しくする時点でおかしいだろ」



「ちょっと、私も女なんですけど！」


「一応な」

「殴るわよ？」



と言いながらすでに七美は洋平を殴ってる。