異世界の女神様
その日の夕方、エステルの部屋にカムイが入ってきた。


「エステル、今日は食事会を開くからドレスに着替えとけよ。」
突然のカムイの言葉に驚いて顔を上げた。

「えっ!…ドレスなんてもっ「エティがちゃんとしてくれるから。」
エステルの言葉を途中で遮って、カムイは言葉を挟んだ。


「エステル様、ご安心下さい。ちゃんと私共がお手伝い致しますから。」
エティは笑顔で言った。


「食事会は六時からだ。遅れるなよ。」
カムイはそう言うと、エステルの部屋を出ていった。



「うー食事会かぁ。マナーとか日本と同じなのかなぁ……食べたことのない料理が出てきたらどうしよう……」
エステルは、初めての食事会に不安を隠せないでいた。






< 19 / 48 >

この作品をシェア

pagetop