お姫様とお嬢様
病室を出て行った乃彩がしばらくしてから帰って来た。
「チャンネル変えないで…。」
「何で俺が秀吉の試合なんか見なきゃなんないの…。」
「ナツ君にも見てほしいって…。」
意味わかんねぇ…。
またリング上で告んのかよ。
そう思ってた。
特に見たくもない秀吉の試合。
今回は結構苦戦してるみたいだ。
何も言わずにテレビを見てる乃彩に胸が苦しくなった…。
「やった…。勝ったよナツ君!!」
「うん…。」
秀吉にしては珍しい判定勝ち。
負け知らずのイケメン格闘家…。
『今回は苦戦しましたね!!』
『はい…。マジキツっ!!』
『全勝中ですがこのままどこまでも勝ち進んでもらいたいです!!』
『負けたんです、俺…。』
『はい?』
『失恋中っス!!マジで美容師に勝てなかったんですよ!!』
秀…吉……。
「チャンネル変えないで…。」
「何で俺が秀吉の試合なんか見なきゃなんないの…。」
「ナツ君にも見てほしいって…。」
意味わかんねぇ…。
またリング上で告んのかよ。
そう思ってた。
特に見たくもない秀吉の試合。
今回は結構苦戦してるみたいだ。
何も言わずにテレビを見てる乃彩に胸が苦しくなった…。
「やった…。勝ったよナツ君!!」
「うん…。」
秀吉にしては珍しい判定勝ち。
負け知らずのイケメン格闘家…。
『今回は苦戦しましたね!!』
『はい…。マジキツっ!!』
『全勝中ですがこのままどこまでも勝ち進んでもらいたいです!!』
『負けたんです、俺…。』
『はい?』
『失恋中っス!!マジで美容師に勝てなかったんですよ!!』
秀…吉……。