お姫様とお嬢様
ピンク色の朝
【乃彩】



バレンタインも終わり無事2年生になったあたし。



学園長にお願いしたから愛芽と舜太君と真理と楓君と翔吾君と同じクラス。



若干うるさいクラスかも…。



隣は何度か一緒に仕事をした事があるモデルの男の子。



「乃彩ってメイクさんと付き合ってるってマジなの?」

「うん。パーティも少し参加してくれたし。」

「見たかった~。」



あれから岸本君とは何もナイままだった。



クラスも別だし。



もう話す事もナイのかな…。



先輩も卒業してプロサッカーチームに行っちゃったし…。



まだ二軍だけど頑張ってもらいたい。



「ショウいる~?」



よく翔吾君を訪ねて来る女の子達…。



そのまま一緒にどっか消えちゃうんだよね…。



「真理はイイの?」

「何が?」

「アレ…。」

「だって付き合ってるわけじゃないし。」



真理はそう言うけどどこか切なそう…。



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