お姫様とお嬢様
お互い距離に負けて他の子に心移りした。



嫌いじゃなかったけど別れた元カノちぃ。



「ちぃ、俺達ちょっと急ぐから…。」

「あ、ごめんね?愛芽先輩もごめんなさい…。」



ペコッと頭を下げたちぃは顔をあげた時に若干涙目だった。



気まずいまま愛芽と教室に行った。



俺の隣は愛芽。



さっきから何も語らない愛芽が怖い…。



「愛芽?」

「ん~?」

「何か…悪かったな…。」

「別になんとも思ってないよ。元カノなんて知らん。」



そう言って鞄からノートを出して机に入れてた。



絶対気にしてるはず。



「あっ!!愛芽そろそろ誕生日じゃね!?」

「そうだ!!ねぇ、愛芽お家欲しいな?」

「だから家はダメだって…。」

「じゃあ舜太が家に住んで。」



ん?



家に住め?



「それは俺が決めれる事じゃ…。」

「ヒナ君?彰?」

「両方…。」

「聞いてみる。」



愛芽が変だ…。



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