好きになってよ、王子様。

嬉しかった告白





*輝SIDE*




花本さんのことは以前から知っていた。




体育の時とか、男子だけの空間になるとお決まりのようにかわいい女子の話になる。



俺はその会話に参加するわけではないけど、みんなが話しているのを聞いていた。





「この学年ってけっこうレベル高いよな」


「分かる分かる。
先輩後輩見ても、最終的にはやっぱ同級生かなってなる」


「1番は?」


「花本星奈だろ」


「だよな」




花本星奈ってどこかで名前が聞いたことがあるな。


どこだっけ?




「おいおい、星奈はやめろよ。
俺の許可なしに星奈に手を出すのは許さねぇよ?」




あぁ、亮だ。






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