人間関係のパラドックス
呼び出しに出たら、画面の先にはアヤカの顔。俺は1時間近くアヤカと喋って
いた。

俺は今日仕入れた不登校の事をそれとなく聞いてみた。

「ねえ、アヤカ、1年の頃、不登校だったの?」

トシの問にアヤカは躊躇いなくこう返した。

「そうだよ。まあ、今日は始業式だから来ただけだよ。」

始業式だから来た...
よっぽどの不登校児なのだろう...
他にも小学校の話をしたりと他愛もない会話をしてその日は電話を切った。
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