恋の契約は永遠に
社長と二人きりのレッスン



次の日、私はいつも通りに会社に出勤した。



「おはようございます」


「おはようございます」


皆からそう返事が返ってきた。


私が二階に上がり、掃除をしていると佐々木さんがやってきた。


「片瀬さん、今週の発注にこの商品を五個必ず発注をするようにお願いします。多分、社長から発注のやり方は教わるだろうけど、お客様の注文で在庫がないから宜しくね」


「はい!佐々木さん、昨日のミーティングは大丈夫でしたか?」


「そりゃもう心が折れるくらいのお説教をされましたよ。でもその分、社長に褒められるくらい頑張ろうって思ったし、自分の失敗を次に活かして今よりもっと頑張るよ」


昨日に落ち込んでいた佐々木さんは今日は気合いが入っていた。


「私も応援してます。またクッキー作ってきたので良かったら休憩の時に皆さんで召し上がって下さい」


「本当に!ありがとう、よーし頑張ろ」


そう言って佐々木さんは一階に降りて行った。


私は掃除の続きをして、終ると伝票の入力作業に取り掛かった。





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