ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
再び、小陽が妊娠。

今度は双子だったが、今度は妊娠9週目で流産。

俺は掛ける言葉が見つからず、流産した双子の代わり身として二匹の犬をペットショップで購入した。

不妊治療を始めて5年・・・

俺と小陽は3人の子供を失った。
次は顕微鏡受精を医師から勧めれた。


「もう不妊治療止めないか?」

奈那子さんは無事に男児を出産。現在二人目を妊娠中。
周囲はベビーラッシュで俺達は置いてけぼり。
俺にはもう不妊治療を続ける気力がない。

「でも・・・頑張れば・・・」

「次も流産したらどうするんだ?」
金銭的にはまだ大丈夫だが、メンタルな面で限界だった。

「俺は止める・・・」

「拓真さん・・・」

俺と小陽の間には子供こそ居ないが、子供の代わりになる3匹の犬達が居た。

「俺は今の暮らしで満足している・・・」

子供が居ない夫婦なんて世の中幾らでも居る。

「子供が居なくても、俺達は深く愛し合っている。それでいいじゃないか・・・」




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