お嬢様と7人の男子


「お嬢様、遅いですよ」


要はムッとしていた



「ごめん…。つい話が長くなって(苦笑)」




「俺の事、親戚じゃなくて彼氏って言えばよかったのに…」

要は小声でブツブツと言っていて聞きづらかった



「要、なにか言ったかしら?」



「何でもないですよ」

分からないけど要が、寂しげだった


あんなにルンルン気分にしてるのに



「お嬢様ー、早くして下さい。遅いですよー」



「今、行くから」



< 88 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop