私限定の甘さ 番外編

「…俊、どうしたの?」


「な、なんでもない!!」


慌ててそう言う俺を見て、キョトンとした顔をする愛ちゃん。



「変な俊…」



「別に変じゃないよ?」


少し焦り気味に言う俺を、疑いの目で見る愛ちゃん。


「…さっき首、ちくんってしたんだけど」


ギクッ。


さっきのことを思いだして、顔を青くする。


そんな俺を横目に鏡で首元をチェックし、目を見開く愛ちゃん。


…バレたな。


< 98 / 101 >

この作品をシェア

pagetop