【短】手作りじゃなくてごめんね?
時間は止まってるれることなく、あっという間に放課後になってしまった。
リュックを開けるたびにチラつくドット柄。
朝から大変だった……。
目が合うと笑いながら手のひらを差し伸ばす朝日。
そのまま迫ってくるからひたすら逃げていった。
休み時間もあまり教室にはいないようにして、親友のクラスへ逃げた。
さすがにここまで朝日は探しに来なかった。
渡すだけなのにね。なんで逃げちゃうんだろう。
それは私が一番分かってるんだ。
恥ずかしくて、情けない。