わたしのいちばんすきなひと。
『お疲れ様。慌てなくていいよ。
暗いし気をつけて帰っておいで。』
蒼くんからの返信。
早く帰りたい気持ちがどんどん膨らんでいく。
「あ!バス!乗ります!!」
ちょうどバスが来て急いで飛び乗った。
バスはそれからゆっくり進んで行く。
よかった、間に合って。
わたしは鞄から音楽プレイヤーを出しお気に入りの恋愛ソングを聴く。
昔から大好きなアーティストの歌。
いつも会社への行き帰りのときに聴いている。