離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
大人なんだから。お熱があるんだから。
「……終いにはシカトかよ。とんだクソガキだな」
うるさいなぁ。ほっとけっての。勝手に言ってなさいよ。熱があるのに余計疲れるわ。
……なんて、我ながら本当に子供っぽいわ。
龍成に子供扱いされるのも当然…
「……あれ?」
この通り、わたしの実家に帰る道じゃない。
──というか、この見覚えがあるマンションは……。
「なんでここ?」
「忘れたのか?お前の家」
「忘れたって、わたしの実家に行くんじゃないの?」
どうして新居のマンションに来たんだろう。引っ越しは新婚旅行が終わってからって言ってたのに。
「ここがお前の家だろうが」
「それはまだでしょ?」
「もう住める環境になってる」
「─え?!」
「……終いにはシカトかよ。とんだクソガキだな」
うるさいなぁ。ほっとけっての。勝手に言ってなさいよ。熱があるのに余計疲れるわ。
……なんて、我ながら本当に子供っぽいわ。
龍成に子供扱いされるのも当然…
「……あれ?」
この通り、わたしの実家に帰る道じゃない。
──というか、この見覚えがあるマンションは……。
「なんでここ?」
「忘れたのか?お前の家」
「忘れたって、わたしの実家に行くんじゃないの?」
どうして新居のマンションに来たんだろう。引っ越しは新婚旅行が終わってからって言ってたのに。
「ここがお前の家だろうが」
「それはまだでしょ?」
「もう住める環境になってる」
「─え?!」