離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
わたしと過ごす時間の為?
「まともな休みをよこせと抗議したら、海外出張をやりこなせたら週一必ず休ませるって麻友ちゃんに言われたんだよ。しかもかなりの土壇場。ハードスケジュールなんてもんじゃねぇ」
…そうだったんだ。
ようやくいきさつを知れて安心する。
泥酔したわたしが原因じゃなかったんだ。良かった。
「それにしても連絡の一つくらいくれたっていいでしょ?心配したんだから」
「ずっと連絡しなかったのは悪かった。でもしたくてもできる状態じゃなかったんだよ。実際一ヶ月で終わるはずだったのがトラブルやなんやで一ヶ月半かかっちまったし。俺の要領不足ってのもあったけど。芸能人や総理大臣をマジで尊敬するわ」
「なにそれ」
真面目な顔をして言う龍成に吹き出してしまう。
「や、マジで。つーか心配しなくていいって言っただろ?」
「そう言われたって心配するでしょ。…でも、不安も大きかった。あの飲んだ日に、わたしなにかやらかして龍成に飽きられたのかと思ってたんだよ。タイミング悪すぎ」
「まともな休みをよこせと抗議したら、海外出張をやりこなせたら週一必ず休ませるって麻友ちゃんに言われたんだよ。しかもかなりの土壇場。ハードスケジュールなんてもんじゃねぇ」
…そうだったんだ。
ようやくいきさつを知れて安心する。
泥酔したわたしが原因じゃなかったんだ。良かった。
「それにしても連絡の一つくらいくれたっていいでしょ?心配したんだから」
「ずっと連絡しなかったのは悪かった。でもしたくてもできる状態じゃなかったんだよ。実際一ヶ月で終わるはずだったのがトラブルやなんやで一ヶ月半かかっちまったし。俺の要領不足ってのもあったけど。芸能人や総理大臣をマジで尊敬するわ」
「なにそれ」
真面目な顔をして言う龍成に吹き出してしまう。
「や、マジで。つーか心配しなくていいって言っただろ?」
「そう言われたって心配するでしょ。…でも、不安も大きかった。あの飲んだ日に、わたしなにかやらかして龍成に飽きられたのかと思ってたんだよ。タイミング悪すぎ」