きゅんらぶ・あそーと

5/26*図書室ではお静かに。

【後輩*放課後*図書室*キス】


図書室で勉強してると私に懐いてる武志君が窓から手を振ってる。

「先輩、そっち行っていいっすか!?」

返事を待たず、息を切らしてドアを勢いよく開けて入って来た。
隣に座るなり私のノートを覗く。

「字、綺麗っすね!」
「シーっ!」

図書委員の冷たい視線と咳払い。

「すんません!」

だから静かに…って体育会系だから仕方ないか…
ノートでの会話を試みる。

『部活は?大会近いんでしょ?』
『先輩を見つけたら居ても立ってもいられなくて!』

ガサツな字。

『しばらく会えないから余計に!大会終わるまで待っててください!』
『何を?』
『デートしましょう!』

「えぇ!?」
「あ、先輩、シーっ!」

チュッ

ノートで隠してキスされた!?

「ちょっ!?…んっ」
「だからシーって」
「もぉ!…んんっ…」
「本当は図書室苦手だけど…これなら毎日でも通えるっす」

武志君の4度目の唇が近付く…
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