きゅんらぶ・あそーと

8/10*先輩は綺麗だって俺が証明してあげます

【後輩*部活中*美術室*壁ドン】


「なーなー、瞬」
「何ですか、藍先輩」

キャンバスに向かってる瞬に尋ねる。

「どうして私なんかを描くんだ?もっと良いモデルいるだろ?」
「…?藍先輩が綺麗だからに決まってるじゃないですか」
「~なっ!?」

ガタッ

「あっ、動かないで!」

あまりにビックリして立ち上がってしまった…!

瞬は『当たり前の事聞かないでください』って顔してる。
と、とりあえず座りなおそう。

「藍先輩、あの…」

ん、今度は顔真っ赤にしてるぞ?

「足閉じて座ってくださいっ」

あ~なるほどね。

「ほら、私ガサツだろ?綺麗なんてお世辞いらないよ」
「綺麗です!」
「綺麗じゃない!」
「あ~も~!」
「瞬!?いったぁ…」

壁に押し付けるなんて何考えてんだ!?

「藍先輩は綺麗です。俺が証明してあげます」
「…んっふっ太腿をなぞるなっ…」
「ほら。声も顔も色っぽい」

舌を出す瞬の笑顔が意地悪すぎる…!
< 161 / 184 >

この作品をシェア

pagetop