きゅんらぶ・あそーと

1/28*ゾクゾクするね、俺を睨む目 ~from【君の声が、僕を呼ぶまで】

【従兄弟*放課後*保健室*ヤキモチ【お題】】


ベッドに押し倒した桜子が、俺を睨んでる。

「こんな漫画みたいな事、本当に起こせるんだな」

目は潤んで、制服から覗く白い手足も沸騰しそう。
…いいね、ゾクゾクする

「さっきの2人を思い出して興奮してんの?」

その言葉に、桜子が更に顔を赤くして反論する。

「だから関係ないって!」
「ショックだったくせに」

「…こんな事して、何が楽しいの?」
「さぁ?ただ、面白くないなぁと思って」
「何それ」
「桜子がアイツの事好きなのが、気に食わないのかもな」
「違うってば!」

お前が赤くなるほど、俺はゾクゾクするって分かんねーのかな

「先生、どいてください」
「俺、確かに先生だけど、それ以前にお前の従兄弟だよ」

「雪兄ぃ、どいて」
「俺、確かに従兄弟だけど、それ以前に1人の男だよ」

ヤキモチなんて可愛いもんじゃないんだぜ?

「保健室の壁って意外と薄いからな」
俺は桜子の唇を抑えて言った。
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