暗黒王子と危ない夜
制服姿の本多くんとは対称的に、派手なバイクと私服の椎葉くん。
ふたりから普通の人とは違う特別なオーラを感じるせいで、自分だけ場違いな気がしてきてしまう。
「やっぱりあいつ等だったか?」
声のトーンを落とした椎葉くんがそう聞くと、本多くんは黙って頷いた。
「でもどっちかって言うと、おれへの個人的な執念で動いてるかなって感じ」
「まだわかんねえよ? どっちにしろ、組織ぐるみでお前が狙われてんのは確かだぞ」