声を失った女との恋【完】
初めての体験

吹雪side

いよいよクリスマスイブ。

「吹雪はどうするんだ?」

「あっ、ホテルのレストラン予約した」

「へー」

「兄貴は?」

「愛がいるから、家だな」

仕事をしていると『じゃあ、今日はこれで、帰るね』とまりかねぇ。

今日は半日だからな。

「お疲れ」

と見送った。

< 59 / 380 >

この作品をシェア

pagetop