声を失った女との恋【完】
いとこ同士

吹雪side

正月に久しぶりにルネと身体を重ねた。

翌日、親父達は昼前に起床し、午後から近くの神社へ初詣。

夕方送るつもりでいたら、女同士、話したいとかでとられた。

「吹雪、機嫌わりーな」

「当たり前だろ・・・永遠兄」

「まぁまぁ、吹雪がベタ惚れとはなぁ」

チッ。

「なぁ、永遠兄。なんでフラワーショップ月だけなんだ?」

他は2社くらいあるんだけど、花屋だけはルネの家だけだから訊いた。

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