カラフル・スパイス
ユナに呼ばれて授業サボって音楽室の裏。

ったく・・・あたしがサボってどうするの。

ついてみれば話聞く気満々のユナが、お茶をもって構えていた。



ペンまで持って、何メモる気だ。



貰ったお茶を飲んで、口を尖らせる。



「あたし待ってるから一緒に帰る~なんて言ってないし」

「いや、向こう待ってるって言ったんでしょ?
あんたほったらかして一人で帰る気?」

「・・・期待しないでって言ったもん」




するとユナから大きなため息。




「アオイ、あんたひどいなぁ」
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