[完]愛を君と
「だからね、あの時に怪我したのは捻挫だけで、とても軽い。全部はこの脚が原因なの。私は、もう、永くないんだよ。本当は今すぐ入院が好ましいんだって。けだ、来週くらいにはって。」
「これが、全部。けど!奏空には絶対に言わないで!」
「……みっ、な……ごめん、ごめん……っ!俺……」
「蒼生、蒼生は何も感じることないよ?だって蒼生は今知ったんだもん。」
そして、蒼生は私を抱きしめた。今までよりもずっと強く。______