三人のイケメンパパと、小さな月姫



提出は 夏
それからまた、話し合いがあって…


普通に考えれば
期日までは、かなりある


だけど
直しがもちろんあるだろうし
隙を見て考えるとなると
実はそんなに時間は無い




… 簡単な、絵コンテも描いた

一枚の用紙に、真ん中から線を引いて
左には、四コマみたいに絵を書いて
右には、そのシーンの説明


明日は、空き時間を見るか
仕事が終わったら、PC使わせてもらって
これをそのまま取り込んで
曲と一緒に、動かしてみるか…?




―― 少し目と 首が痛くなって


キッチンからリビングを見ると
テレビだけが、砂嵐を映してる


真木は相変わらず、ソファで爆睡


… 俺も寝るかな




今日はかなり汗かいたし
ソッと風呂だけ借りよう




「寝るなら、寝室使えや」


「真木 起きてたのか…
つか、起こしたか…」


「ずっとソファで寝てたろ」


「いや…寝室は、悪いべな」


「クライアントにケンカ売ったオトコが
なに今更言ってやがんだよ」


「――… ゲラゲラ笑うなよ
かなり反省、してんだからさ…」




「いいんじゃねえか?オメエはそれで」


「…え?」



< 85 / 203 >

この作品をシェア

pagetop