断罪アリス
数日後。
「一体どういうことですか、赤瀬さん!」
俺は先輩刑事である赤瀬さんの座るデスクに両手をつく。
勢い良くついたせいで大きな音が鳴り、皆の視線が俺に集まった。
「落ち着け、小鳥遊。此処ではなんだ、外に出るぞ」
赤瀬さんは立ち上がると俺を連れて、署の屋上に上がった。
「馬鹿野郎、あの事はあんな人の多い所で話せることじゃねぇんだよ」
言葉遣いは荒いが、赤瀬さんからは怒りを感じない。
多分、俺がこのことで一番腹を立てていると分かっているからだ。
腹を立てる決まっている。
何せ──。