どうやらホラーゲームの世界に迷い込んでしまったようです
これは、リアル連動ゲームなのか?


だけど、いや、そんな。


行くとか、帰るとか、そういう次元のゲームなんて、この世界にはまだ存在していないだろう?



一度参加すれば、二度と帰ってこれないって!!



冗談も体外にしろよ!



……いや、ただのゲームの説明、だよな?



そうだよな?



「夏、生。どうすれば、お前に会えるんだ……?」



夏生のセーブデータでは、序盤の内容が分からなかったので、僕は新しいデータでゲームを開始する。




『プレイヤー名を入力して下さい』




僕は無我夢中で、自分の名前を入力する。




『星岡 明』




入力し終えると、ゲーム画面が真っ黒に染まった。




「え、僕壊した!?」



そう思ったが、どうやら冒頭部分へ進めたようだ。




画面にモノローグな流れる。




そして、僕は気付いたんだ。




このゲーム、ログインしてはいけなかった。















『るーぷの世界へようこそ』


















声が聞こえたんだ。








画面に表れている11文字を言葉にする誰かの声が。









流石に冗談が過ぎる。



だって、聞き覚えのある声だったから。








「僕……?」








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