下手くそな恋を泣きながら


服を着たまま頭からシャワーをかけられて

本当は凄く不愉快なはずなのに・・・

余裕もなくヤキモチを妬く部長の姿が見れて

なんか嬉しくて

濡れた服のまま

そのまま部長に飛び付いた。



「うわっやめろ!!俺まで濡れる!!」

「やったらやり返されちゃうんですよ」

不機嫌な部長と裏腹に

御機嫌な私

飛び付いて

尻もちついて

結局、全身ずぶ濡れになった部長は呆れたように私を見つめた。


「なんでそんなに機嫌良いわけ・・・?

あいつと、なんかあった?」

呆れた顔で

つまらなさそうに呟く。

大人のくせに

子供みたい。

「部長には教えてあげません。」

余裕の笑顔を見せると

益々、不機嫌になるから

可愛くて

抱き締めた。

「一体・・・お前は何をしたいわけ?」

溜め息混じりに呟く。

「着替えのない私をこんなに濡らして・・・裸でいさせるつもりですか?」

部長がそこまで考えて行動してないことくらい分かってた。

私の言葉に頬を熱くする。

「しまった!!考えてなかった!!」

慌てて私を抱きかかえおどおど、あたふたする。

「私を脱がしたいなら脱がしてもいいんですよ・・・?」

調子にのってからかうと、ようやく冷静になった部長が

私の頭からバスタオルをかける。


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