祐也と私と一平先輩
「好きなアーティストとかは?」


「好きな漫画やアニメの登場人物とか?」


「あっ、俺好きなアニメあるんでそれ着たいなぁ」


「だったら私は今はやりのアイドルの格好がいいっ」


みんなは思い思いに発言する。



「うーん、知らない漫画やアニメだったら盛り上がらないなぁ...」


意見を聞きながら考え込む一平先輩。


「全員がコスプレしたいわけじゃないし....。
コスプレだとそれなりに金がかかるわけだから、全員の賛同も難しいし....」




生徒会室は沈黙に包まれる。






「カレカノに言ってもらいたいセリフなんかダメだしぃ....」


何の気なしに小声で私がボソッと言った。
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