藤沢先生の白いキャンバス。(修正済み)

「あ、こちらでお願いします!」

ハッと思った私は、慌てて返事した。

「三宅。自分の荷物なんだから
ボーとしないで働け!!」

「す、すみません……」

私は、慌てて荷物を運びだした。

うぅっ……先生に叱られてしまった。
やっぱり怖い。

顔は、それなりにカッコいいと思うが
その蛇のような鋭い目で睨まれると怯えてしまう。

そんな人と一つ屋根の下で生活をしないと
いけないのだから今考えると胸が苦しかった。

上手くやれるのだろうか……?

「三宅。こっちだ!」

「は、はい。」

藤沢先生に呼ばれて慌てて向かった。
しかし

私の部屋は、先生の隣だった!?

うっ……嘘でしょう!?

「えっ?先生。 
隣の部屋なんですか!?」

「当たり前だろ、心配するな。
俺は、夜勤や仕事が忙しいから病院の中で
ほとんど泊まることか多い。だから
緊張して怯えなくてもいいぞ」

そう言われた。

うっ……気づかれちゃった。
私が、藤沢先生に怯えていることに……。

「そ、そんなことありませんよ。
私は、お義兄さんが出来て嬉しいです」

慌てて弁解する。

< 2 / 91 >

この作品をシェア

pagetop