キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



次の日。



捺夜は僕が起きたときにはもう姿がなくて、



お母さんに



「捺夜は?」



と聞いてみたんだ。



そしたら、お母さんは




「捺夜なら、朝早くに病院に検査しに行ったわよ」



「そっか……」



なぁんだ、病院か………。



「………」



「お母さん、どうかした?」



僕はボーッとしていたお母さんが気になってたずねた。




「なんでもないわよ?ただ、ちょっと頭が痛くて…」


「そうなの!?大丈夫?!!」



「えぇ、大丈夫よ」



「今日はゆっくり休みなよ?昨日僕らは、宿泊訓練があったから今日は休みで家にいるし」



「ありがとう……」



お母さんは無理した笑顔を僕に見せて、リビングから出ていった。



よぉし!!!!



数日、僕らがいなかった間



捺夜と二人で頑張るぞぉ!!!!



目指すは、お母さん以上!!!!(?)




僕は、パジャマの袖を上げて腕まくりをした。



今日は一日頑張るぞ!!!



「オーー!!!!!」



拳を天井に届くくらい高く高く上げて




僕は早速仕事に入った。
< 206 / 220 >

この作品をシェア

pagetop