キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



「おぃ、席つけー!!!」



いきなり先生が教室に入ってきたからクラスの皆は大慌てで自分の席に着いた。


そんな慌てて着くぐらいなら最初からチャイムが鳴った時に席に着けばいいのにね?



「なんだぁー?捺夜はさっき中庭いたみたいだが、サボりかぁー?」



先生の言葉にみんなは目を光らせる。

きっと先生が捺夜って呼び捨てしちゃったからだろううね。



「翔夜ぁー」


「へ?」



ボケーっと肘を机について考えていたら、先生に問い掛けられた。



「お前、朝はいつもアイツと一緒に登校してるだろ」


「え?」



僕、一緒に登校してないよぉ〜!!!!
< 33 / 220 >

この作品をシェア

pagetop