街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー



『好き』が絶頂な今、俺はまた心優にキスをする。
もはや我慢なんてものは出来ないし、しない。

ずっとできなかった愛情表現を、今解き放すかのように心優に甘えまくった。


「はは、また真っ赤。」


「ばかっ!」


そうやって心優に呆れられるけど、別にいいのさ。
心優を赤く染められるのは俺だけだから。

明日の心優が叫んでる。
明日の俺は幸せだって。いいことあるんだって。

だから明日の俺もどうか叫んでくれ。
明日の心優も幸せだって。
俺が幸せにしてやるって。


だから、ちゃんと聞いてろよ。



「うわー、なんか向こう暗くなってきたね。」


「そうだな。
でも明日もいい1日にするよ。俺が。」


どんより空でも、大雨でも。
心優の幸せは俺でありたいから。


「はは、そっか。
じゃああの雲の上はきっと赤く染まってるね。」



きっと俺らには見えなくても、また太陽が叫んでる。
明日はいいことあるよ、って。

そんな未来の声が今なら聞こえる気がするよ。

だから、そんな明日のために今日を精いっぱい生きてみるよ。



「とりあえず、今夜のベッドの上は赤く染まるかもな。」


「なにそれ、なんかサスペンスみたいで怖い。」


「……確かに。」






街が赤く染まる頃。 E N D

< 217 / 217 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:18

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

俺の好きな人は、俺の兄貴が好き。

総文字数/82,574

恋愛(学園)133ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺の好きな人 ____荒木涼(アラキ_リョウ) 「おい、涼すけ」 「……だからその呼び方やめなさいよ!」 男っぽい名前にコンプレックスを感じるこいつを遊ぶのが楽しくて仕方ない俺は、いつまでもガキだ。 涼は。もっと大人なやつが好きなのに__ 「はぁ~、ASAHIくん本当かっこいー…」 俺の好きなやつは、俺の兄貴が好きだ。 ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽ 松野碧翔(18) × 荒木涼(18) ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽ こいつが俺のことを好きになるなんて そんな奇跡みたいなこと、起きんのかな。 俺はこんなに好きなのに。 ゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ 居場所をください。 サイドストーリーになります。
居場所をください。

総文字数/2,000,934

その他4,523ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
親を探して16年……… 「君、歌手にならない?」 「……………はい?」 居場所を求めて16年……… 「俺が必ず咲かせてやるよ。」 私の居場所はどこにありますか……? 「お前の居場所はここ。」 突然の出会いで あなたに出会ったことで 私は、本当の愛に触れました。 人生なんてつまらない。 生まれてきた意味がわからなかった。 だけど、私は知ったよ。 生きてくことは、辛くて苦しくて儚くて尊い。 生きてくことは、嬉しくて楽しくて愛しくて。 過去はその人を作った証だから。 無駄な過去なんて、決してないから。 だからこそ、今があるんだ。 "居場所をください。" ゚・*:.。✡*:゚・♡゚・*:.。✡*:゚・♡゚・*:.。✡*:゚・♡ レビューありがとうございます♩*゚ タギ様 / あかねっちょー様 flutefute様 / Sakiko様 xxxkxxx様 / I am MIREI様 悠木理様 / ほーれ様 恋音しずく様 / 桜伯様 syu_naka様 / y.u.m.i様 数多くの感想もありがとうございます。 本当に励まされます。 ジャンル別 ランクイン! ありがとうございます♡
ゆめ恋。

総文字数/96,271

恋愛(純愛)174ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「転校…!?」 あと半年で高校卒業の大事な時期に、突然の親の転勤… どうしても転校は避けられなくて… 突然の新生活に不安な気持ちでいっぱいな毎日。 「え、夢の続き?毎日?」 そんな毎日だけど、私には新しい楽しみができたんだ 都築綾那 ✕ 土屋一樹 「な、なにっ…」 「………なんかお前、どっかで見たことあるよーな」 公開 2020/08/23~

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop