甘いあまいイチゴの香り


「そんな目で見つめてきたら、食べちゃうよ?」


フッと笑うと冬馬くんは深いキスを落とす


「っん……んっ……ぅん……」


深く深く何度角度を変えては、本当に食べられそうなキスに私は翻弄される


「桜、好きだ……
ほんと、可愛い……」


離れていく唇を見つめながら冬馬くんが囁く


冬馬くんが甘い……


前から私には甘いところもあったけど、
可愛がってもらってるって思ってたけど、


こんなに甘い言葉を言われる日がくるなんて!!!


もう、冬馬くんの色気と甘い言葉に腰が砕けそう……


「さ、朝ごはん食べよう?」

まだ肩で息をしたままの私に変わって、珈琲をカップに注いだ冬馬くんは、テーブルへ珈琲を運んでくれる。


「さくら?歩けないほど、キスがよかった??」


ニヤリと妖艶に笑う冬馬くんに胸がキュンと鳴って、バクンバクンと煩い。


「んなっ!!歩けるもんっっ!!!」


絶対顔真っ赤になってるっ!!!


冬馬くんの色気にやられそう……


冬馬くんはこんなにかっこいいし、優しいから今までもモテていたし、女の扱いなんて容易いよね。


それに比べて私は……


ほんと、恋愛初心者だから一つ一つに右往左往しそう……


冬馬くんはこんな私で満足できるのかな?
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