君の本気に触れた時…
中1で既に身長が170センチ超えだった俺は、実年齢は中学生でも年相応に見られる事なんてほとんどなかった。

尚兄に懐いていた俺は、中学に上がると尚兄やその友達と遊ぶ事が多くなった。

尚兄を筆頭に髪の色もみんなカラフルで、性格も明るい人たちばかり。

そんな彼らと遊ぶのは、同級生達と遊ぶよりもはるかに刺激的で楽しかった。

俺自身は別にチャラチャラしていたわけでもなかったけど、だからと言って真面目でもない。

まぁ、見た目は彼らのように髪も染めてなかったし真面目そうには見えたかもしれない。

そんな彼らの影響もあってか…そっち方面では同級生達に比べたら完全にませていたと思う。

初体験は中学1年生の時だった。

相手は、尚兄の地元の友達でもあった女子高生の美希(みき)。

俺より3歳年上だった彼女とは、尚兄の家に遊びに行った時に初めて出会った。

美希は、アッシュブラウンに染められたロングヘアの綺麗なお姉さんだった。
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