何年もの時を超え

>>2



「わ…は…ま…す」

俺に届きそうで届かないくらいの声で彩乃は言った


「ごめんもう1回」

「私は覚えているんです。前世を。蓮先輩は知りたいですか?」


今の彩乃は俺と付き合ってるからべつに知らなくてもいいはずなのに

「彩乃がいいなら」

よく分からないけど知りたく、聞きたくなった
< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop