隣のいじめっ子くん


「貸切だね」


そうつぶやきつつ、先生のいない保健室で、イスにそっと私を下ろしてくれた。




傷口を広げないように画鋲を抜いて左足の靴下をめくると、まだ止まらない血液がつま先に流れた。



痛みに顔を歪めて止血していると、引き出しをあさっていた先輩が包帯やら消毒液を持って向かいのイスに座った。


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