悪い目覚め

眠りについて数分だろうか…
隣の物置部屋から

ドサッ

と言う物音で俺は目が覚めた。

隣の物置部屋に誰かいるのか
ガサ…ゴソ…と物音がする。
無暗に動いても相手が
誰なのかわからないし
もし強盗だとしたら
俺じゃすぐやられるだろ…

そう判断した俺は大人しく自分の部屋で
スマホを片手に姉と妹に

(隣の部屋に誰かいるようだけど…
今どこにいる?)

とメッセージを送ってみた。
返事が返ってくるのを待っていると…
部屋の外から誰かの足音が聞こえてきた。

俺は咄嗟にベッドの下に隠れ身を潜めた。

ドアが開く音が聞こえ…
誰かが部屋に入ってくる。

部屋を彷徨く相手の顔を
カーテンの隙間から見える月明かりで
うっすらと確認してみると
姉でもなく妹でもない
全く見知らぬやつがいた。

完全に強盗だと思った瞬間
相手の足の動きが
俺のいるベッドに向きすぐそばで
止まった。
下を除かれたらおしまいだ…

そう思った瞬間


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