次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
こうやって恋人のように触れられる事は最近少しだけ慣れて来たけど、母さん達の前では初めてで焦ってしまう。何か誤解をさせてしまったらどうしよう。
でも駿介はもちろん、母さん達も私が何に戸惑っているのか分からないらしい。駿介の手の位置より、私の反応に注目している。
「なんだ?」
「あ、うん‥‥なんでもない」
「そうか?なら、行くぞ」
「はい」
名倉さんにお礼を言って、駿介と二人でお店を出た。
お祖母様達はもう少しお店を見て、その後食事をして帰るらしい。「パーティを楽しんできなさい」と手を振って、見送ってくれた。
久しぶりの母さん達との買い物に、車に乗り込んでからもクスクスと思い出し笑いをする私を、駿介が不思議そうに見つめる。
「何がそんなにおかしいんだ?」
「だって、二人でお買い物して食事って友達と出掛けるみたいな予定だから」
でも駿介はもちろん、母さん達も私が何に戸惑っているのか分からないらしい。駿介の手の位置より、私の反応に注目している。
「なんだ?」
「あ、うん‥‥なんでもない」
「そうか?なら、行くぞ」
「はい」
名倉さんにお礼を言って、駿介と二人でお店を出た。
お祖母様達はもう少しお店を見て、その後食事をして帰るらしい。「パーティを楽しんできなさい」と手を振って、見送ってくれた。
久しぶりの母さん達との買い物に、車に乗り込んでからもクスクスと思い出し笑いをする私を、駿介が不思議そうに見つめる。
「何がそんなにおかしいんだ?」
「だって、二人でお買い物して食事って友達と出掛けるみたいな予定だから」