誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策
ほどなく出来上がったふたつのスムージーのトレーを持って、白い小さなテーブルの席に着く。



俺はスマホのアラームを15分にセットしてテーブルの上に置いた。



テーブルに肘を突いて手を組み、俺は真正面から君を見据える。

向かい合って座る君の紅潮したままの頬が可愛らしい。



今俺は踏み切った。

そして過去最高の跳躍をする。

天使の翼を広げて─





「さて。何から話そっか?」





〈end〉
< 187 / 240 >

この作品をシェア

pagetop