誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策

俺はあります。





その天使は翼もなく、亜麻のキトンも着てはいません。





でもそれは間違いなく

「俺の天使」

でした。





朝の光を浴びてキラキラと輝く天使が地上に舞い降りた瞬間、

俺の何でもない日常には

光が差し、花が咲き、風がそよいだのを俺は確かに見たのだから。





そう、





誰かが君に恋してる。





君は君自身も気付かぬうちに誰かの天使であるのだから─
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