その時までばいばい。【短編】

「俺さ、お前のこと大好きだよ」

暫くそのノートを眺め

沈黙のあとそいつが喋り出した



「私も、好き」

涙は止まらない。でもちゃんと目を見て言う。


「口が悪くて、我儘でチビだけど
皆に優しくて、ハキハキ自分のこと言えて、皆に頼られる、お前が大好き」


「ふふふ、うるせーよ。知ってるよ。」


普段はそんなこと言わないのに、こういう日だけとか狡いよ



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