恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「俺を勝手にアンタのものにしないでくれる?まず、なった覚えないし。」
「…生まれた時から遙君は私のもの!
誰にも渡さない。」
俺って女運無さすぎる。
どうして、こんなめんどくさいことになったんだっけー?
いや、高校3年になって初めて存在を知った程。
「いや、あのさ…、って言ってもおまえに話なんて通じねぇな。もういいわ。」
めんどくさいことにはゴメンだけど、
俺はそう言い残し、空き教室を出た。
てか、俺って今年って厄年?
…お祓いでも行こうかな。
「椎名君〜、これ中野先生が渡しってって。」
こいつは確か、高2のときも同じクラスで名前は〜、あ、神屋だ。
女子のなかではムードメーカー的なやつ。
今のクラスでも前のクラスでも騒がしい。
「中野先生から?…さんきゅー、神屋。」
「どういたしまして〜。」