カレシとカノジョ。


ヒュー…
ヒュー…



病院を出ると冷たい風が俺の体にぶつかってくる


「つめてぇよ…」


つめてぇよ…

心が…



「雫、頭に包帯巻いてたな…ごめん…

俺のことみて他人を見る目してたなぁ…ははっ…あぁ、そっか、雫からしたら他人か、俺…」


虚しくて
やるせない独り言を
冷酷な風がどこかに運んでしまう

それでも“ この気持ち ”が消えることは
決してないのに


「雫、ごめんとも言わせてくれなかったな…ははっ…」

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