カレシとカノジョ。
ーーーー


カランコエの花束をもって、
俺は雫の病室の前にたった。


ノックをしようとしたその瞬間だった。


「待ってちょうだい…」


俺を止めたのは、
雫の母さんだった


「お願いがあるの…ちょっときて…」


雫に聞かれちゃいけない話なのか、
俺は屋上に連れてかれた。

< 25 / 54 >

この作品をシェア

pagetop