*両思い*



「ゆっ…優也ぁー」



「ん?」



「いい加減離してほしいんだけど…///」




ここは保健室。



体育祭の最後の種目で足をひねってしまったあたしを、保健室まで運んで手当てしてくれた。




お互い【好き】って分かってあたしは泣いた。



そんなあたしを見て、抱きしめてくれてる優也。




でもいい加減…
もう5分は経ったよ?




困った顔をしたあたしを見てなのか、優也は腕の力を緩めて、あたしを優也の胸から離した。




ニコッて笑ったかと思ったら優也の髪の毛があたしのおでこに当たって、気づいたときにはキス。




真っ赤なあたしを見て



「ぷっ!タコみてぇ」



って優也がしたんでしょーが!!



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